Pade Delay
パデ近似で計算した固定遅延時間によって入力信号を遅らせます。
Pade Delay コンポーネントは、入力信号 を指定の時刻 によって遅延させます。シミュレーションで最初に遅延に達する前は、出力値 FixedDelay, , は開始時の入力値 と等価です。Fixed Delay コンポーネントとPade Delay コンポーネント間の遅延の相違は Pade Delay コンポーネントがパデ近似で計算する遅延です。このコンポーネントの等式は次のとおりです。
ここで係数 b[:] と a[:] は s = 0 における遅延 のテイラー展開による拡張が、次数 までは等価として計算されます。
この手法のおもな利点は、遅延が線形微分方程式システムによって近似され、連続および不連続に微分可能であることです。
接続
名前
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説明
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色
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実数の入力信号
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濃紺
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実数の出力信号
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白
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パラメータ
記号
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デフォルト
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単位
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説明
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ID
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Delay Time
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入力信号に基づいた出力の遅延時間
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delayTime
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-
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パデ近似の次数
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n
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1
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-
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分子の次数
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m
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参照
信号ブロックの概要
このトピックで説明したコンポーネントの出典は Modelica Standard Library です。著作権情報およびオリジナル文献を参照するには、ここ をクリックしてください。
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