関数型演算子
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説明
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Maple における関数型演算子は手続きの特殊な形です。関数型演算子は、次のような「矢印」記法を使って表します。
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vars -> result
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ここで、vars は変数名の並び(または,1つの変数)であり、result はその手続きを vars に作用した結果です。
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x -> x^2
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多変数関数やベクトル値関数も許されます。vars や result が式列になる場合には、必ずそれらを括弧でくくる必要があります。たとえば、次のような関数の表現は、正しい構文です。
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(x,y) -> x^2 + y^2
x -> (2*x, 3*x^4)
(x,y,z) -> (x*y, y*z)
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関数型演算子を生成する別の方法として、unapply 関数を利用する方法もあります。(トピック ?unapply を参照して下さい。)
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その内部的なデータ構造は手続きと同じなので、関数型演算子は数式で与えた関数を「手続き化」するプロセスだと解釈するとよいでしょう。
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vars -> result
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の意味は次の手続きと同じです。 proc(vars) option operator, arrow; result end
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Maple は関数型演算子(より正確には、オプション演算子を持つ手続き)に対して、いくつかの簡単化を自動的に実行します。たとえば、x -> sin(x) は sin になってしまいます。
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数値定数 numeric に対する定数演算子 () -> numeric は簡単化されて、単に numeric になってしまいます。
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任意の変数名 x に対して、恒等演算子は x -> x と表されます。
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例
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| (2.1) |
| (2.2) |
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g := (x,y) -> sin(x)*cos(y) + x*y;
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| (2.3) |
| (2.4) |
| (2.5) |
| (2.6) |
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