plotsetup - プロットのための適切なパラメータの設定
使い方
plotsetup(DeviceType, TerminalType, options)
パラメータ
DeviceType - グラフィックスデバイスの種類;たとえば、gif, ps, tek, x11, bmp, char
TerminalType - (オプション) 特定の端末またはグラフィックスをサポートするデバイス; たとえば、tektronix グラフィックスは、xterm, kermit, ln03 や多くの他の端末やプリンタでサポートされている
options - 各オプションは、name=value の形で、name は plotdevice, plotoutput, preplot, postplot, plotoptions のいずれか
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説明
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関数 plotsetup は、グラフィックス表示に用いるデバイスを制御する、5 個のインタフェース変数の値を設定します。これらの変数は、以下の通りです。
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plotdevice 使用するグラフィックスドライバ
plotoutput 出力するファイル
preplot グラフィックスデバイスの設定条件を指定する整数のリスト
postplot グラフィックスデバイスのシャットダウン条件を指定する整数のリスト
plotoptions グラフィックスドライバに既知の、コンマで区切られた値の文字列
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plotsetup の最初の引数に特別なデバイス名 help が指定されていると、サポートされるプロットデバイスの一覧が表示されます。
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プロットデバイス名 inline は、適切なインタフェースにつながれた、インラインプロットを (たとえば、ワークシートにおいて) 選択するために用いられます。
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使用中のユーザインタフェースのデフォルト値を用いてプロットの設定をする場合には、プロットデバイス名 default を用います。
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注意: plotsetup(gdi) コマンドはプロッティングに対するデバイス独立なグラフィックス・ドライバを設定します。
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デバイスと端末の種類を指定した後、plotsetup はインタフェース変数の値を制御するオプションを受け付けます。各オプションは、name=value の形で、name は plotdevice, plotoutput, preplot, postplot, plotoptions のいずれかでなければいけません。
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plotdevice は、使用グラフィックスデバイスの種類を指定します。これは、一般に、上書きすべきではありません。
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plotoutput は、デバイスドライバの出力ファイルを指定します。特別な値 "terminal" は、可能であれば、メイン端末またはスクリーンに出力すべきであることを指定しています。
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preplot は、小さい整数値のリストからなります。表示が始まる前に、グラフィックス出力に正の値が送られます。負の値が preplot 列内にある場合、指定されている秒数の間グラフィックスドライバは休止します。preplot は、通常、テキスト端末またはプリンタをグラフィックスモードに切り替えるために用いられます。たとえば、kd404 端末上で tektronix グラフィックスを使用するため、コマンド plotsetup(tek,preplot=[27,49]) により、プロット開始前に、ESC 1 (グラフィックスモード開始) を端末に送り込みます。これと同じ事を、plotsetup(tek,kd404g) により実現することもできます。
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postplot は、preplot と同様に解釈されますが、文字はプロット完了後に送られます。これは、通常、テキストモードに戻すために用いられます。
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plotoptions は、デバイスドライバにより認識されるカンマで区切られたキーワードからなる文字列です。 たとえば、plotsetup(ps,plotoptions=`color,portrait`) は PostScript ドライバに対し、 portrait (縦長のポートレイト形式) によるカラープロットを行うことを指示しています。
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例
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plotsetup(default);
interface(plotdevice);
plotsetup(tek, kermit);
plotsetup(ps,plotoutput=`plot.ps`,plotoptions=`portrait,noborder`);
plotsetup(x11);
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