診断機能の利用
診断機能は、モデル構築時に 2-D または 3-D シミュレーションに対するフィードバックを与え、モデルを正しく設計・構築するための検証とトラブルシューティングを可能にします。診断は、構築したモデルの事前テストとシミュレーションの二段階で行います。
構築したモデルの事前解析または事前テストは、接続し忘れた結線や、同じ内容持つのにサブシステム定義にリンクされていない複数サブシステムなど、構築上の不具合を見つけます。(詳細は 最良慣行: サブシステムのレイアウトと作成 をご覧ください。)
第二段階ではシミュレーションを実行し、シミュレーションエンジンが見つけた不具合を表示します。
モデルを構築している間、不具合のあるサブシステムを特定した警告やエラーメッセージがデバッグペインに表示されます。デバッグペインのメッセージをクリックすると、問題のコンポーネントがハイライトされます。右クリックすると、問題解決のための提案がいくつか表示されます。メッセージを二回目にクリックするとハイライトが解除されます。
事前テストの実行
2.
|
MapleSim ウィンドウ下部のデバッグボタン () をクリックし、デバッグコンソールを表示します。
|
3.
|
デバッグペインの下の診断テストボタン () をクリックするか、ファイル メニューから モデルをチェック を選択してください。MapleSim は、構築されたモデルを検証し、リンクの不備や結線の不具合を探します。
|
4.
|
デバッグペインのメッセージを右クリックすると、不具合を直すための提案が表示されます。
|
完全なテストの実行
1.
|
モデルワークスペースで、モデルを構築してシミュレーションを実行します。MapleSim は、構築されたモデルの機能設計を検証します。
|
2.
|
デバッグペインのメッセージをクリックすると、不具合のあるコンポーネントがハイライトされます。
|
3.
|
デバッグペインのメッセージを右クリックすると、不具合を直すための提案が表示されます。
|
注意: 診断テストボタンは、UI テストだけを実行するもので、エンジンテストを実行することはありません。完全なテストは、シミュレーション過程の一部として実行されます。
|
Download Help Document
Was this information helpful?