プロットコンポーネント
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プロットコンポーネントは Maple の Standard ワークシートまたはドキュメントにプロット領域を定義します。プロットがクリックまたはドラッグされると、このコンポーネントは他の埋め込みコンポーネントを呼び出すための動作、または一連の動作を実行します。(必ずしもコンポーネントに動作が割り当てられている必要はありません。) 注意:動作は 2-D プロットの場合にのみ実行されます。
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プロットコンポーネントには Maple ワークシートにおけるプロット領域と同様の機能が備わっています。たとえば、プロットオプションの適用にはコンテクストメニューまたはプロット用ツールバーが使用できますし、3-D プロットの回転もできます。
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2-D プロットがクリックまたはドラッグされたときに動作を実行するには、Plot Properties のドラッグ終了時の動作、クリックしたときの動作、またはドラッグしたときの動作の横の編集ボタンを選択したときに開くダイアログで実行したいコマンドを入力します。Plot Properties を表示するには、プロットを右クリック (Macintosh の場合は Control+クリック) してコンポーネントプロパティを選択します。入力するコマンドには、動作の出力を表示する埋め込みコンポーネントが 1 つまたは複数指定されている必要があります。
ドラッグ終了時の動作 - プロットコンポーネント内でのドラッグが終わり、マウスがリリースされたときに動作を実行します。
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クリックしたときの動作 - マウスでプロットをクリックしたときに動作を実行します。
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ドラッグしたときの動作 - プロットコンポーネント内でマウスがドラッグされたときに動作を実行します。
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注意: これらの動作はプロットのツールバーまたはプロットメニューでクリック・ドラッグの実行が選択されている場合のみ実行されます。
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名前プロパティは DocumentTools パッケージのルーチンからプロットを参照するために使用されます。
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プロットコンポーネントをカスタマイズするには、Plot Properties のオプションを設定します。動作は DocumentTools パッケージのルーチンを使用するコンポーネントに関連付けられます。
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コンポーネントパレット上の画像
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プロットのプロパティ
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下記表はプロットコンポーネントのオプションによって制御されるプロパティとその用途の説明です。
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G 列の x はそのオプションが読み取り可能、すなわち、DocumentTools[GetProperty] ツールで取得可能であることを示します。
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S 列の x はそのオプションが書き込み可能、すなわち、DocumentTools[SetProperty] ツールで設定可能であることを示します。
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Option G S Option Type
clickx x floating point
clicky x floating point
continuous x true or false
delay x x positive integer
endx x floating point
endy x floating point
frame x x positive integer
frameBackwards x true or false
frameCount x x positive integer
frameForwards x true or false
pause x true or false
pixelHeight x x positive integer
pixelWidth x x positive integer
play x true or false
startx x floating point
starty x floating point
'stop' x true or false
toEnd x true or false
toStart x true or false
value x x plot command
visible x x true or false
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アニメーションを繰り返し再生するのか、それともすべてのフレームを一度再生したら停止するのかを示します。
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フレーム間の遅延 (ミリ秒単位)。デフォルトでは 100 です。
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ドラッグされているマウスの現在の位置の x 座標を示します。
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ドラッグされているマウスの現在の位置の y 座標を示します。
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真 (true) に設定すると、前のフレームを順番に表示します。アニメーションが再生されている場合は、アニメーションを停止します。
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真 (true) に設定すると、次のフレームを順番に表示します。アニメーションが再生されている場合は、アニメーションを停止します。
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真 (true) に設定すると、アニメーションを一時停止します。
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プロットの高さ (ピクセル単位)。デフォルトでは 400 です。
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プロットの幅 (ピクセル単位)。デフォルトでは 400 です。
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真 (true) に設定すると、アニメーションを開始するか、一時停止されていたアニメーションを再開します。
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ドラッグによる移動が開始された位置の x 座標を示します。
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ドラッグによる移動が開始された位置の y 座標を示します。
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真 (true) に設定すると、アニメーションを停止します。stop はキーワードにも指定されているため、このプロパティを指す場合は一重左引用符 (` `) を使用する必要があります。
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真 (true) に設定すると、一連における最後のフレームを表示します。アニメーションが再生されている場合は、アニメーションを停止します。
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真 (true) に設定すると、一連における最初のフレームを表示します。アニメーションが再生されている場合は、アニメーションを停止します。
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表示する値 (Maple のプロット構造) です。これは plot, plot3d, または他のプロットルーチンの出力、もしくはユーザ定義の PLOT または PLOT3D プロット構造を指します。
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プロットコンポーネントを表示するかしないかを指定します。デフォルトでは真 (true) です。
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例
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例 1 - この例ではプロットコンポーネントにプロットを表示します。
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1. コンポーネントパレットからプロットコンポーネントを挿入します。Maple のパレットを表示する方法については、Show Palettes のヘルプページを参照してください。
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2. プロットコンポーネントを右クリックし、コンポーネントプロパティを選択します。
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3. プロット式のフィールドに plot3d(x^2*cos(y), x=-1..1, y=-2*Pi..2*Pi); と入力し、この設定を確定します。
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4. OK をクリックしてこの新しい設定を確定します。
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例 2 - この例ではコンボボックスから関数を選択し、埋め込みコンポーネントを使用して関数のプロットを表示します。
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1. コンボボックスおよびプロットコンポーネントを挿入します。
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2. プロットコンポーネントを右クリックし、コンポーネントプロパティを選択します。
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3. プロット式のフィールドに plot(sin(x), x=0..10); と入力し、この設定を確定します。
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4. コンボボックスコンポーネントを右クリックし、コンポーネントプロパティを選択します。
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6. 追加ボタンをクリックし、追加されたフィールドをダブルクリックします。デフォルトのエントリを削除して red を追加します。
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7. 項目 blue および green をリストに追加し、これらのエントリを確定します。
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コンボボックスから式を取得し、コンボボックスの式が変わったときにプロットコンポーネントに式のプロットを表示する動作を設定します。
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8. 選択が変化したときの動作の編集ボタンをクリックします。固定のステートメントおよび埋め込みコンポーネント間の動作の設定方法に関する追加情報が含まれているダイアログが開きます。
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9. ダイアログ内の end use; ステートメントの前に以下を入力します。
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Do(%Plot1=plot(sin(x), x=0..10, color=(%ComboBox0)));
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コンポーネントの名前が正しく入力されていることを確認します。
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10. 選択された項目のドロップダウンメニューから red を選択します。
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11. OK をクリックしてすべての変更を確定します。
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埋め込みコンポーネントの動作を設定する構文はワークシートでコマンドを実行することで確認できます。
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参照
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ButtonComponent, CheckBoxComponent, ComboBoxComponent, DialComponent, DocumentTools, DocumentTools[Do], DocumentTools[GetProperty], DocumentTools[SetProperty], EmbeddedComponents, LabelComponent, ListBoxComponent, MathExpressionComponent, MeterComponent, plot, plot3d, RadioButtonComponent, RotaryGaugeComponent, SliderComponent, TextAreaComponent, ToggleButtonComponent, VolumeGaugeComponent
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