Maple_floats - パラメータの値をソフトウェア浮動小数点で計算する
使い方
Maple_floats(x)
パラメータ
x - 数式
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説明
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Maple_floats(x) は、任意精度の浮動小数点計算によって、いろいろなパラメータや定数の値を計算します。さらに、そういう定数を伴う数式の値を計算します。
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Maple_floats は remember のオプションを持っているので、各定数はセッションごとに1回しか計算されません。たとえば、同じ計算を2回以上するならば、
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Maple_floats(MAX_FLOAT/LN_MAX_FLOAT)
Maple_floats(MAX_FLOAT)/Maple_floats(LN_MAX_FLOAT)
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を計算するよりも効果的です。特に、その計算が手続きの一部になっているならば、より効果的です。
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Maple_floats に対して定められている定数は次の通りです。
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MAX_EXP 最大指数
MIN_EXP 最小指数
MAX_FLOAT Float(1,MAX_EXP)
MIN_FLOAT Float(1,MIN_EXP)
LN_MAX_FLOAT evalf(ln(MAX_FLOAT)) - 1 ULP
FLOAT_BASE 浮動小数点計算のための基数
MAX_DIGITS Digits の最大設定値
MAX_BIN_POWER 浮動小数点数 x に対してカーネルが x^r を計算してくれる
最大の整数 r(それ以上の指数に対しては、x^r はライブラリ
関数 evalf/power によって計算されます)
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ULP = "Unit in the Last Place"(最後の場所における単位)であり、LN_MAX_FLOAT は Digits = 10 として計算されます。
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例
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注意: 以下の例における値は、このヘルプページを作るために用いた機種に依存した値です。
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Maple_floats(MAX_FLOAT);
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| (2.1) |
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Maple_floats(sqrt(MAX_FLOAT)/LN_MAX_FLOAT);
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| (2.2) |
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Maple_floats(MAX_BIN_POWER);
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| (2.3) |
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