拘束解除ボタンを用いて 3-D 関節オブジェクトを操作する
構築モードでは、選択された関節オブジェクトの運動学的拘束条件を、モデル構築中適用しないように指定することができます。運動学的拘束条件を一時的に解除された関節は、3-D ワークスペースでピンク色で表示され、モデル構築中その初期条件は 3-D ワークスペースに表示されません。
たとえば、3-D ワークスペースで閉ループのモデルを作成していて、3-D モデルを作成・レイアウトする過程で関節を一定位置に保つ必要がある場合、この操作を実行することができます。
関節オブジェクトを操作するため拘束条件の適用を一時解除する方法
1.
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3-D ワークスペースで、関節を表す球を選択します。
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2.
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3-D ワークスペースの下にある拘束解除ボタン () をクリックします。関節オブジェクトはピンク色で表示されます。
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注意: 関節オブジェクトの初期条件は、3-D 表示更新ボタン () をクリックするか、シミュレーションを実行してモデルを組み立てるまで 3-D ワークスペースに表示されません。
例
ひとつの回転関節で運動学的拘束条件が一時的に解除してあり、もうひとつの回転関節では拘束条件適用としてある二重振子の 3-D モデルを考えます。拘束条件適用としてある関節の初期関節角を変更すると、拘束解除された関節は元の位置ままで、条件適用の関節は新しい初期関節角で表示されます。3-D ワークスペースの新しい初期条件をすべて表示するには、3-D 表示更新ボタン () をクリックするか、シミュレーションを実行してモデルを組み立てる必要があります。
注意
拘束解除ボタンは、インスペクタ タブから関節コンポーネントに対して指定された実際の初期条件には影響しません。可視化だけのために 3-D ワークスペースに表示される初期条件にのみ影響します。
運動学的拘束条件を適用されている他の関節の初期条件は 3-D ワークスペースに表示されますが、拘束条件を解除されている関節に影響を及ぼすことはありません。
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