DifferentialAlgebra[ReducedForm] - regular differential chain を法とする簡約形の計算
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使い方
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ReducedForm (p, ideal, opts)
ReducedForm (L, ideal, opts)
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パラメータ
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p
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微分多項式
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ideal
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微分多項式イデアルまたは微分多項式環
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L
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微分多項式のリストまたは集合
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opts (optional)
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オプションの並び
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モデルの説明
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ideal が regular differential chain であると仮定します。埋め込み微分多項式環を で、定義する微分イデアルを で表します。
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関数の呼び出し ReducedForm (p, ideal) は、以下に説明するように、/ で p の誘導型である微分多項式を返します。
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関数の呼び出し ReducedForm (L, ideal) は、ideal に関する L の要素の誘導型のリストまたは集合を返します。
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ideal が regular differential chain のリストの場合、関数の呼び出し ReducedForm (p, ideal) は、すべての微分鎖に関する p の誘導型のリストを返し、関数の呼び出し ReducedForm (L, ideal) は、すべての微分鎖に関する L の誘導型のリストを返します。
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ideal が微分多項式環の場合、関数の呼び出し ReducedForm (p, ideal) は p を返し、関数の呼び出し ReducedForm (L, ideal) は L を返します。両方のケースにおいて、微分多項式は展開されます。
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このコマンドは DifferentialAlgebra パッケージの一部です。with(DifferentialAlgebra) コマンドの実行後に ReducedForm(...) の形式を使用して呼び出すことができます。また、DifferentialAlgebra[ReducedForm](...) の形式を使用して直接呼び出すことも可能です。
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オプション
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引数 opts は以下のオプションを 1 個以上含む可能性があります。
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notation = jet, tjet, diff または Diff:関数の呼び出し結果に使用される表記を指定します。指定されない場合、入力された 1 番目の引数 p または L の表記が使用されます。
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memout = nonnegative:計算に使用されるメモリの制限を MB 単位で指定します。デフォルトはゼロです(メモリアウトは発生しません)。
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アプリケーションと例題
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with(DifferentialAlgebra):
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R := DifferentialRing(derivations = [x,y], blocks = [w,[v,u],t]);
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| (5.1) |
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ideal := RosenfeldGroebner([u[x]^2-4*u, u[x,y]*v[y]-u+1, v[x,x]-u[x]], R);
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| (5.2) |
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Equations(ideal, solved);
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| (5.3) |
上記の書き直し規則による簡単化は、有理微分分数を与えることになるため実行されていません。
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ReducedForm(v[y], ideal);
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| (5.4) |
しかし、このケースでは簡単化が実行されています。
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ReducedForm(u*v[y], ideal);
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| (5.5) |
このケースでは、微分多項式を部分的に簡単化することにより誘導型が得られます。
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p :=(w+1)*(u*v[y])+ u[x,y]*t;
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| (5.6) |
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rf := ReducedForm(p, ideal[1]);
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| (5.7) |
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BelongsTo(p - rf, ideal[1]);
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| (5.8) |
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