Modelica のモデルとライブラリのインポート
市販のツールを使って Modelica 3.1 プログラミング言語のモデルやモデルライブラリを作成した場合、そのモデルの .mo ファイルを MapleSim にカスタムライブラリとしてインポートすることができます。インポートしたコンポーネントは、MapleSim モデルから使用することができます。
Modelica のモデルとライブラリをインポートするには
1.
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ファイル メニューから、Modelica インポート... を選択してください。
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2.
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Modelica のインポートウィンドウで、Modelica ファイルをライブラリとしてインポートするか、モデルの集合としてインポートするかのオプションを選択してください。
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Modelica コンポーネントライブラリをインポート - 単一のトップレベルパッケージで定義されている Modelica ファイルを全てインポートするときに、このオプションを選択してください。Modelica ファイルを一つ選択すると、そのファイルを基点に同ディレクトリとそのサブディレクトリの全 Modelica ファイルを一つの MapleSim カスタムライブラリとしてインポートします。
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Modelica モデルをインポート - 同じディレクトリにある、同一パッケージのものでない Modelica ファイルを一つまたは複数個インポートするときにこのオプションを選択してください。選択したファイルだけをインポートしたいときで、MapleSim カスタムライブラリに他の Modelica ファイルをインポートする予定がないときに、このオプションを選ぶことを推奨します。注意: このオプションを利用する際、選択した Modelica ファイルが、選択していない他の Modelica ファイルに依存していることが考えられます。その場合、インポートしたモデルは使用不能となる可能性があります。
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MapleSim の判断に任せる - 他の二つのオプションのどちらを選べばいいかはっきりしない場合、このオプションを選択してください。選択した Modelica ファイルをライブラリとしてインポートするか、モデルの集合としてインポートするかを MapleSim が自動的に判断します。
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3.
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OK をクリックします。すると、Modelica モデルをロードする ウィンドウが表示されます。
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Modelica コンポーネントライブラリをインポートまたは MapleSim の判断に任せるを選択した場合、インポートしたい Modelica ファイル(.mo ファイル)までブラウズし、選択してください。Modelica コンポーネントライブラリをインポートする場合は、選択した .mo ファイルが基点となり、そのファイル自体を含め、そのディレクトリとサブディレクトリ内の全ての .mo ファイルがインポートされます。
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Modelica モデルをインポートを選択した場合、インポートしたい Modelica モデルファイルまでブラウズし、同一ディレクトリ内のインポートしたいものを全て選択してください。複数個のファイルを選択するには、Ctrl キーを押しながらリストからファイル名を選択してください。
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5.
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Open をクリックします。すると、MapleSim ライブラリを保存 ウィンドウが表示されます。
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6.
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.msimlib ファイルを保存したいディレクトリに移動し、カスタムライブラリに固有な名前をつけます。
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Modelica コンポーネントライブラリをインポートする場合は、作成する MapleSim カスタムライブラリに、選択した .mo ファイルと同じ名前がデフォルトとして付けられます。例えば、package.mo という Modelica ファイルをインポートする場合は、生成される MapleSim カスタムライブラリには package.msimlib という名前が付けられます。オプションとして、カスタムライブラリに別の名前を付けることもできます。
7.
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インポートを開始するには、保存するをクリックしてください。
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インポートが終了すると、ライブラリタブにインポートされたコンポーネントを含むカスタムパレットが表示されます。このパレット内のコンポーネントは、MapleSim モデルから利用できます。また、このカスタムパレットは、以後の MapleSim セッションで表示されるようになります。
注意
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生成する MapleSim カスタムライブラリそれぞれについて、固有の名前を指定しなければなりません。固有の名前を指定しないと、.msimlib ファイルを保存しようとするときに次のダイアログボックスが表示されます。
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Modelica 3.0 プログラミング言語に基づく Modelica のモデルやモデルライブラリもインポートすることができます。ただし、最善の結果を得るには、Modelica 3.1 プログラミング言語で書かれた .mo ファイルだけをインポートすることを推奨します。
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