例として、MapleSim で作成した RLC 回路モデルから LabVIEW EMI ブロックまたは SIT ブロック、NI VeriStand 用ブロックを生成します。
LabVIEW ブロックを生成するには:
1. 例題(NI Connector) パレットから RLC Parallel Circuit の例題を開きます。
2. メインツールバーで、テンプレートボタン (
) をクリックします。
3. リストから、LabVIEW EMI ブロックを生成する場合は LabVIEW EMI Block Generation を、LabVIEW Simulation Interface Toolkit または NI VeriStand 用のブロックを生成する場合は VeriStand Block Generation を選択します。
4. Attachment フィールドで、ワークシート名に RLC Circuit と入力します。
5. 添付ファイルの作成をクリックします。Maple が起動し、選択したテンプレートに MapleSim モデルが開きます。
6. モデルダイアグラムの上にあるツールバーのドロップダウンメニューからサブシステム名 RLC Parallel Circuit 1 を選択し、このサブシステムを参照します。このメニューには、MapleSim モデルに含まれているすべてのサブシステムおよびコンポーネントが表示されます。
7. テンプレートの MapleSim からのモデルの入力セクションで、システムの取得をクリックします。テンプレートのすべてのフィールドに、モデルダイアグラムに表示されているサブシステムの固有情報が入力されます。
8. Shared Library Name フィールドに RLC_Circuit と入力します。LabVIEW または NI VeriStand でブロックに表示されるのは、この名前です。
次に、生成される LabVIEW EMI ブロックでどのサブシステムパラメータを変更可能にするかを指定します。
9. パラメータの設定セクションで、Parameter Name リストから Main.RLC Parallel Circuit1::R パラメータ項目を選択します。
注意:Keep as Block Parameter チェックボックスはデフォルトで選択されています。また、モデルのパラメータはすべてデフォルトで、変更可能なパラメータとして設定されます。
10. 抵抗パラメータのデフォルト値を変更するには、Parameter Name リストから Main.R を選択して Value フィールドに 5 と入力し、更新ボタンをクリックします。
11. コード生成拡張設定セクションで、コード最適化オプションを完全最適化に設定します。このオプションは、コード生成処理中にモデル方程式がどの程度簡略化されるかを指定します。このオプションによって、システム内の冗長な変数や方程式が取り除かれます。
LabVIEW EMI ブロックを生成する場合は、後述の LabVIEW EMI ブロックの生成を参照ください。LabVIEW SIT または NI VeriStand 用のブロックを生成する場合は、後述の LabVIEW SIT または NI VeriStand 用 LabVIEW ブロックの生成を参照してください。
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LabVIEW EMI ブロックの生成
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1. テンプレートの共有ライブラリコードの生成セクションで、LabVIEW および Visual C++ ディレクトリのパスを設定します。
2. LabVIEW に生成をクリックして、EMI ブロック用の Visual Studio プロジェクトおよび dynamic-link library (.dll) ファイルを生成します。
3. LabVIEW で新しい VI を開き、ウィンドウ > ブロックダイアグラムと選択し、ブロックダイアグラムウィンドウを開きます。
4. キャンバスを右クリックして、制御系設計&シミュレーション > Simulations > 制御&シミュレーションループの順に選択します。キャンバスをクリックして シミュレーションループボックス を描きます。
5. シミュレーションループボックスを右クリックして、制御系設計&シミュレーション > Simulations > Utilities > External Model の順に選択します。ボックス内で任意の点をクリックし、モデルを配置します。
6. Select an External Model Library ウィンドウで、LabVIEW EMI ブロック生成テンプレートで指定したデフォルトのディレクトリ配下にある Release サブフォルダを参照し、前に生成した .dll ファイルを開きます。
7. OK をクリックします。
注意:ブロックの生成には数分ほどかかる場合があります。
これで、LabVIEW EMI ダイアグラムで RLC 回路ブロックが使用可能になります。スライダークランクモデルを作成し、それを LabVIEW EMI ブロックとして出力する方法の詳細については、例 : モデルを LabVIEW EMI ブロックとしてエクスポートするを参照してください。
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NI VeriStand または LabVIEW SIT 用 LabVIEW ブロックの生成
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1. テンプレートの共有ライブラリコードの生成セクションで、LabVIEW SIT および Visual C++ ディレクトリのパスを設定します。
2. SIT version フィールドに 2009 or 2010 の値を設定します。
3. DLLファイルの生成ボタンをクリックします。
注意:ブロックの生成には数分ほどかかる場合があります。
NI VeriStand および LabVIEW SIT 用のブロック生成の詳細については、NI VeriStand 及び LabVIEW SIT におけるブロックの操作
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