対応済みのカスタマー要望一覧
ご要望にお応えしました。Maple 16 はカスタマーの要望にお応えするために多くの問題に取り組んでいます。このページでは、Maple 16 を使いやすくするために行われた多くの機能改良の概要を説明します。
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テキスト領域コンポーネントの改良
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テキスト領域コンポーネントのデフォルト挙動が新しくなり、最も一般的なテキスト領域の使用法である 1 行のテキスト入力がサポートされるようになりました。この改良により、埋め込みコンポーネントを使用して対話型のドキュメントをより簡単に作成できるようになりました。
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テキスト領域コンポーネントはデフォルトで 1 行を表示します。1 行のテキスト領域内では改行文字は無視されます。複数行テキスト領域コンポーネントは、表示する行数を増やすと作成されます。改行文字は通常と同じ挙動を示します。行が多くテキスト領域にフィットしない場合はスクロールバーが表示されます。
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さらに、デフォルトで表示される文字幅は 10 です。
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この機能はスタンダードワークシートでのみ利用できます。
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2-D Math 出力での副次式の選択と実行機能
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Maple 16 では、大規模な出力式から副次式を選択することができます。その結果、対象となる式の部分を選択し、操作、およびコピーアンドペーストを簡単に行うことができます。
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コンパイラのインストールプロセスの改良
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64 ビット Windows での Maple インストール中のコンパイラ設定が従来に比べ簡単になりました。Maple 16 では、コンパイラの設定オプションは Windows 64 ビットインストーラから削除されています。Maple が起動するたびにレジストリがスキャンされ、Visual Studio (2010、2008、2003 の順に) が検索されるようになりました。見つかった Visual Studio が自動的に使用されます。
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実行後に元に戻す
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ドキュメントまたはワークシートで、[元に戻す] を使用して数学計算、プロット、終了していない評価などを元に戻すことができます。
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[元に戻す] には、[編集] メニュー、ツールバーボタン (
)、またはショートカットキー Ctrl+Z (Macintosh では Command+Z) を使用してアクセスします。
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この操作は、ワークシートに表示されている出力のみを削除し、カーネルの状態は変更しません。つまり、Maple は発生した評価を記憶しています。
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[元に戻す]は 1 回の実行後、ワークシートの選択箇所の実行後、またはワークシート全体の実行後に適用できます。
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この機能はスタンダードワークシートでのみ利用できます。
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プロットと埋め込みコンポーネントの印刷問題の解決
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印刷またはプレビュー時にプロットと埋め込みコンポーネントはテキストフォントと同じ値でスケーリングされます。
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Maple バージョン間でのユーザーオプションの保持
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Maple 16 を最初に起動するとき、Maple は前バージョンを探します。見つかった場合は、前のバージョンから設定をインポートするオプションを使用できます。
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ユーザーオプションをインポートする場合は、GUI 設定を含むリソースファイルは Maple 16 のインストールディレクトリにコピーされます。
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Maple 16 は見つかった最新版のユーザーオプションを使用します。
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ベクトルグラフィックスによる 3-D プロットの EPS へのエクスポートの改良
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3-D プロットを encapsulated postscript files (EPS 形式) にエクスポートする場合、ベクトルグラフィックスによってエクスポートされます。この場合の利点は、以下のとおりです。
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エクスポートされたプロットは画素化したイメージを取得しなくても無制限に拡大および縮小ができます。
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軸ラベル、目盛りラベルを含むプロット内のテキストおよび plots[textplot3d] によって作成されたプロットは、スケーリング可能なテキストとして描画されます。
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ディレクトリ管理システムの機能強化
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Maple 16 のディレクトリ管理システムでは、ディレクトリ管理システムを使用する Maple コマンドにアクセスする際にユーザーがディレクトリを変更する必要がなくなりました。
現在の作業ディレクトリは Maple ウィンドウの下にあるステータスバーに表示されます。現在の作業ディレクトリはインジケータをクリックして対話方式で変更することができます。詳細は、currentdir を参照してください。
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プロットのエラーメッセージおよび警告メッセージの改良
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Maple ユーザーはプロットコマンドの入力時にタイプミスをする場合があります。Maple 16 では、プロットの一般的な警告メッセージ、"Warning, unable to evaluate the function to numeric values" が、よりわかりやすい、いくつかのメッセージに置き換わりました。
たとえば、プロット対象の式で予期しない名前が見つかった場合は、メッセージで予期しない名前を指定しています。例については、expecting only range variable を参照してください。
他の例としては、ユーザーが実関数をプロットし、式で複素数を指定する場合があります。Maple はメッセージ complex values detected を出力します。
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インストール後の Windows 再起動の省略
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Maple インストーラの機能改良により、Maple のインストール後に Windows を再起動する必要がなくなりました。
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