Maple 16 の Snippets パレット
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Maple 16 で、カスタマイズ可能な Snippets パレット が導入されました。これらのパレットは Maple ウィンドウの左側や右側に表示でき、標準のパレットと似ていますが、必要な機能を実行するボタンを含むパレットを、ユーザーが自由に追加、削除、代入することができます。
パレットの作成後、[表示] メニューのパレットマネージャを使用して他のパレットを同じようにパレットの配置や表示を管理できます。
Snippets パレットに追加するボタンには、ユーザー独自の画像を使用できます。各ボタンをタスクに関連付けます。関連付けるタスクは、タスクブラウザから選択した標準のタスク ([ツール] メニュー) またはユーザーが独自に定義したタスクのどちらでも指定できます。
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Snippets パレットの作成や管理に使用するためのコマンドは、DocumentTools パッケージに含まれています。
まず、パレットから使用したいタスクを選択します。タスクブラウザから選択するか、ユーザー定義のタスクを作成します。ユーザー定義タスクを作成する方法は 3 種類あります。
1.
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タスクのコンテンツを含む Maple ワークシートを作成します。[ツール] > [ヘルプデータベース] を選択し、[タスクとして保存...] を選択します。表示されるダイアログの指示に従います。
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2.
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ワークシートのセクションをハイライトします。右クリックして、コンテキストメニューから [タスクの作成] を選択します。
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ここで説明する例では、2 番目の方法を使用します。
マウスを使用して、右側にある (青い) ボックス全体を選択します。次に、選択した領域で右クリックし、[タスクの作成] を選択します。表示されるダイアログで、タスクの名前として My Task と指定し、[OK] をクリックします。
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| (1) |
タスクを定義します。例では、関数といくつかのオプションを指定して、グラフを描画します。
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次に、パレットタスク用のアイコンを用意します。ここでは、Maple に用意されているサンプル画像の 1 つを使用します。他の Maple パレットを同じ大きさになるように画像のサイズを変更する必要があります。これには ImageTools パッケージを使用します。
DocumentTools パッケージの AddIcon コマンドは使用したい画像を含むファイル名を入力として使用します。右側に表示されているコードを実行してアイコンを作成します。
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最後に、パレットを作成してアイコンを追加します。
DocumentTools パッケージの AddPalette コマンドには store と呼ばれるオプションがあります。このオプションの値は true または false です。このオプションが設定されないか、store=false に設定された場合、作成されたパレットは現在の Maple セッションのあいだのみ有効です。パレットを今後の Maple セッションでも使用できるようにするには、このオプションを store または store=true に設定します。
右側にあるコードを実行すると、新しい Snippets パレットがこの作業領域の左側にあるパレットドックの最上部に表示されます (パレットを表示するにはこのウィンドウの上部にある小さい右矢印 (
) をクリックしなければならない場合があります)。
このパレットをテストするには、新しいドキュメントを開いて ([ファイル] > [新規作成]) [My Palette] パレットボタンをクリックします。
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