Maple で 3-D プロットを線描するための環境設定
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3-D プロットを Linux または Solaris に表示する
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Maple で 3-D プロットを線描するには、OpenGL と呼ばれる 3-D グラフィックスライブラリにアクセスする必要があります。ほとんどのオペレーティングシステムではこのライブラリは標準的な方法でインストールされます。ただし、Linux オペレーティングシステムの場合、一部の OpenGL のインストールでは Maple を使用する 3-D プロットに問題が生じる場合があります。
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3-D プロットを線描しようとしたときに使用できない設定が Maple で検出されると、次のようなメッセージがワークシートに表示されます。
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Your operating system, graphics, or video driver may require updating.(オペレーティングシステム、グラフィックス、またはビデオドライバの更新が必要となる場合があります。)
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これは ATI(TM) グラフィックスカードで発生する既知の問題です。このエラーメッセージが表示された場合は、ビデオカードドライバを利用可能な最新バージョンにアップグレードすると解決する場合があります。
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注意: ほとんどの Linux のインストールには、ビデオドライバのアップグレード機能が内蔵されていますが、これらが最新のビデオドライバを検出せず付属のドライバがユーザーのオペレーティングシステムのバージョンをサポートしない場合があります。
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「glXQueryVersion が失敗しました」
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リモートコンピュータで Maple を使用している場合の出力に glXQueryVersion failed というメッセージが表示された場合は、お使いのコンピュータか Maple 3-D のプロットをリモート表示するために必要なソフトウェアが搭載されていないことを意味します。具体的には、OpenGL ライブラリにアクセスするための機能である GLX (GLX extension to the X Window System) が両方のコンピュータに装備されていなくてはなりません。この問題は、一方または両方のコンピュータで OpenGL エミュレーションを行う ように Maple を設定することで解決する場合があります。
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OpenGL ライブラリのエミュレーション機能を使用するための Maple の設定 (Linux および Solaris のみ)
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ビデオドライバをアップグレードできない場合、OpenGL ライブラリのエミュレーションを実行するように Maple を設定できます。このエミュレーションは 3-D プロットを線描することはできますが、ユーザー側のビデオカードのグラフィックスアクセラレーションを使用できないため処理は低速です。
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OpenGL ライブラリのエミュレーションを実行するように Maple を設定するには、$MAPLE_ROOT/bin ディレクトリにある maple スクリプトファイルを編集する必要があります。ここで $MAPLE_ROOT は Maple がインストールされているディレクトリです。
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#For Linux32 and Solaris users, you may need to uncomment the following
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#lines if you are unable to draw 3D plots.
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このテキスト直後の 2 行について、行頭のハッシュ記号 (#) を削除して注釈を外します。
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Windows での 3-D プロットの表示
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ATI グラフィックスカードを使用する Microsoft Windows オペレーティングシステムが稼動する一部のコンピュータでは、目盛りのラベルが表示されないなど、3-D プロットが鮮明にレンダリングされない場合があります。この問題はご使用のグラフィックスデバイスドライバをアップグレードすることで解消できる場合があります。ATI Catalyst バージョン 8.12 以降をインストールする必要があります。
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ヘルプの利用
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問題が発生した場合は、Maplesoft テクニカルサポートにお問い合わせください。
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