plot - 関数の 2 次元プロットを作成
|
使い方
|
|
plot(expr, x=a..b, opts)
plot(f, a..b, opts)
plot([expr1, expr2, t=c..d], opts)
plot([f1, f2, c..d], opts)
plot(m, opts)
plot(v1, v2, opts)
|
|
パラメータ
|
|
expr
|
-
|
x に対する式
|
expr1, expr2
|
-
|
t に対する式
|
f, f1, f2
|
-
|
プロシージャまたは演算子
|
x, t
|
-
|
名前
|
a, b, c, d
|
-
|
実数定数
|
m
|
-
|
行列または各種リストからなるリスト
|
v1, v2
|
-
|
ベクトルまたはリスト
|
opts
|
-
|
Options セクションに記述されるオプションの引数
|
|
|
|
|
基本情報
|
|
•
|
このヘルプページの内容は、plot コマンドに関する詳細情報です。plot コマンドの基本情報については、plot ヘルプページを参照してください。
|
|
|
説明
|
|
•
|
plot コマンドを使用して関数や点のセットから 2 次元プロットに曲線を生成します。関数を指定した場合は、プロット変数による式として指定したり、プロシージャとして指定することができます。または関数をパラメータ形式で指定する場合もあります。
|
|
式またはプロシージャからのプロット
|
|
•
|
plot コマンドを使用するもっとも一般的な方法は、最初の呼び出し列の plot(expr, x=a..b) を使用する方法で、ここでは、横軸上の指定範囲に対する変数が 1 つの式を指定します。例として、plot(u^2-5, u=-2..3) があります。
|
•
|
2 番目の呼び出し列は、演算子を使用した形式です。この方法は、プロシージャまたは演算子を使用してプロットする関数を指定することができます。第 2 の引数が与えられた場合、これは範囲でなければならず、演算子を使用する形式では、変数名は使用しないことに注意してください。例として plot(sin, -Pi..Pi) があります。
|
•
|
いずれの呼び出し列でも範囲を指定しないと、デフォルトの範囲の -10..10 が使用されます。プロット範囲の詳細については、ヘルプページの plot[range] を参照してください。関数のプロットに関するさらに詳しい内容については、ヘルプページの plot[function] を参照してください。
|
|
|
パラメトリック形式の使用
|
|
•
|
3 番目の呼び出し列は plot([expr1, expr2, t=c..d) で、この関数はパラメトリック形式で指定されます。最初の引数は、x 軸に対する式、y 軸に対する式、およびパラメータ範囲という 3 種類のコンポーネントからなるリストです。たとえば、円形をプロットするには、plot([sin(t), cos(t), t=0..2*Pi]) のように指定します。
|
•
|
4 番目の呼び出し列は、パラメトリックプロットの演算式形式を表しています。ここでは最初の引数がそれぞれ x 軸と y 軸を指定した 2 種類のプロシージャまたは演算子と範囲が含まれたリストになっています。たとえば、円形をプロットするには、plot([sin, cos, 0..2*Pi]) のように指定します。
|
|
|
点からのプロット
|
|
•
|
残る 2 つの呼び出し列では、n 点からの曲線を生成します。plot(m) という呼び出し列では、m は 2 Matrix を乗じた n か、n 2 のコンポーネントリストからなるリストの [u, v] を指定します。例として plot([[0, 1], [1, 2], [2, 5], [3, 8]]) があります。
|
•
|
呼び出し列 plot(v1, v2) では、v1 と v2 は、2 つの n 次元のベクトルか、n 値を持つ 2 つのリストです。それぞれ x 軸と y 軸に対応しています。例として plot(Vector([0, 1, 2, 3]), Vector([1, 2, 5, 8])) があります。
|
•
|
行列、ベクトル、リストといった各種の入力値は実数定数でなければなりません。デフォルトでは、指定の点を通過する線が生成されます。線ではなく点のプロットを表示したい場合は、オプションの style=point を追加します。
|
|
|
複数の曲線の生成
|
|
•
|
最後を除くすべての呼び出し列で最初の引数をリストまたはアイテムのセットに置き換えると、複数の曲線をプロットすることができます。各曲線に対し、値のリストをオプションの方程式の右辺に指定すると、色や厚さなどのオプションを指定できます。この場合、plot コマンドの最初の引数もリストにする必要があります。これをセットにするとプロットの順序が保存されない可能性があります。
|
|
|
|
オプション
|
|
|
前述の「使い方」セクションに示した引数 opts は、1 つ以上のプロットオプションの連続です。plot コマンドは、ヘルプページ plot/options に記載される大部分の 2-D プロットオプションを許容します。このセクションでは、一般的なオプションについて概要を説明します。使用法の詳細については、ヘルプページ plot/options を参照してください。
|
•
|
view オプションは、表示する縦軸と横軸の範囲の制御に使用します。デフォルトでは、呼び出し列に指定する x 範囲を横軸のビューとして使用します。オプションで x 範囲の次に垂直方向のビューとして y 範囲を指定することもできますが、値の計算には影響しません。scaling オプションは、縦軸と横軸の均等なスケールを制御できます。
|
•
|
axes オプションは、表示する軸のスタイルを制御します。外観以上の詳しい制御については、ヘルプページの plot/axis を参照してください。グリッド線および目盛りのオプションについてはヘルプページの plot/tickmarks を参照してください。labels オプションを使用すると軸にラベルが追加されます。このオプションを使用しない場合、デフォルトのラベルは範囲の引数に関連付けられている名前 (指定されている場合) になります。
|
•
|
曲線を構成する点の計算に影響するオプションには次のものがあります。discont は点の欠損を防ぎます。numpoints は点の最小数を指定します。adaptive、 resolution、sample の各オプションは、サンプリングにおけるより高度な制御を行います。
|
•
|
title と caption のオプションで表題やキャプションを付けることができます。
|
•
|
曲線の外観は color、thickness、linestyle の各オプションで制御できます。また、legend オプションで曲線に凡例を入力できます。曲線を複数プロットする場合、これらのオプションに値のリストを指定できます。
|
•
|
点をプロットするときは、style、symbol、symbolsize の各オプションで点の外観を制御できます。
|
|
|
注意
|
|
•
|
plot 関数の引数は記号的ではなく 数字的に 評価されます。plot 関数で使用する数値計算環境の詳細については、plot[computation] を参照してください。
|
•
|
空のプロットを行うと引数 plot の評価中にエラーになる場合があります。関数の評価中に生成されたエラーは、値 undefined に置換され、plots 系はより有効な特異点を扱うことができます。
|
•
|
プロットコマンドについて解説したヘルプページおよび対話形式のプロット機能は、ユーザーが標準ワークシートインターフェイスを使用していることを前提にしています。これ以外のインターフェイスを使用している場合は、plot/interface を参照してください。
|
•
|
3 次元プロットについては plot3d を参照してください。暗黙的に定義するプロットや複素平面上でのプロットなど、特殊なプロットのコマンドの詳細については plots パッケージを参照してください。プロット要素を操作するためのツールは plottools パッケージに用意されています。
|
|
|
例
|
|
>
|
|
>
|
|
>
|
|
>
|
|
この最後の例では領域の指定がないため、t=-10..10 を使用します。
4 プロットとも同様ですが、この例のプロシージャまたは演算子は次のとおりです。
>
|
|
>
|
|
>
|
|
>
|
|
有限区間に不連続がある式として、次のように指定できます。
>
|
|
>
|
|
複数のプロット (セットまたはリスト内で) を表すには次のようにします。
>
|
|
無限性のプロット
>
|
|
点のプロットです。この代わりに plots[pointplot] コマンドを使用するとデータ点のプロットが生成されます。詳細については、plots[pointplot] を参照してください。
>
|
|
| (7.1) |
>
|
|
その他の各種プロット
>
|
|
>
|
|
>
|
|
極座標 (太い曲線)
>
|
|
|
|
参照
|
|
discont, fdiscont, plot, plot/device, plot/interface, plot/options, plot/structure, plot3d, plot[color], plot[computation], plot[function], plot[infinity], plot[multiple], plot[parametric], plot[polar], plot[range], plot[style], plotinterface/interactive, plots[display], plots[interactive], plots[pointplot], plotsetup
|
|