Torsion(C, t) コマンドは、曲線 C の捩率を計算します。この曲線は、正確に3つの成分を持つ必要があります。つまり、このベクトルが表現する曲線は、R^3 内にあります。

曲線 C は、ベクトルまたはベクトル値の手続きとして入力が可能です。これにより、返されるオブジェクトの型が決定されます。

t が指定されていない場合には、この関数は、C の成分を用いて適切な変数名を決定しようと試みます。これを行うには、C の成分に含まれる型 name の不定元を全てチェックし、定数であると決定されたものを削除します。

結果の集合が単独の成分からなる場合には、その成分が変数名となります。複数の成分がある場合には、エラーが起こります。

C について座標系の属性が指定されている場合には、曲線はその座標系で解釈されます。それ以外の場合には、曲線は現在のデフォルト座標系にある曲線として解釈されます。その2つに互換性がない場合には、エラーが起こります。

with(VectorCalculus):

Warning, the assigned names <,> and <|> now have a global
binding
Warning, these protected names have been redefined and
unprotected: *, +, ., Vector, diff, int, limit, series

Torsion( <a*t+b,c*t+d,e*t+f>, t );

simplify( Torsion( <t,t^2,t^3> ) ) assuming t::real;

Torsion( t -> <cos(t),sin(t),t> );

SetCoordinates( 'cylindrical' );

simplify( Torsion( <exp(-a*t),t,t> ) ) assuming a::constant,a>0;