TangentLine(f, var) コマンドは、var で指定される点における、曲線 f の接線を計算します。曲線は、ベクトル値の手続き、ベクトル、または、スカラの式として入力が可能です。

f がスカラの式の場合、 カレントの座標系の変数 ( SetCoordinates 参照)で与えられなければなりません。また、カレントの座標系は 2次元である必要があります。 式は、カレントの座標の名前を使用して、ベクトルの形に変換されます。 たとえば、座標系が 'cartesian'[x, y] であり、f が y の関数の場合、f は <f, y> の形のベクトルに変換されます。

var が等式である場合には、その左辺は曲線のパラメータ、右辺は議論する点となります。var が式の場合には、それは議論する点を表し、曲線のパラメータは f の成分から推論されなくてはなりません。

入力曲線がベクトルまたはスカラーである場合には、その出力はベクトルになります。入力曲線が手続きの場合には、出力も手続きとなります。出力オブジェクトは、入力オブジェクトと同じパラメータを使用します。

with(VectorCalculus):

Warning, the assigned names <,> and <|> now have a global
binding
Warning, these protected names have been redefined and
unprotected: *, +, ., D, Vector, diff, int, limit, series

TangentLine( <t,t^2,t^3>, t=a );

SetCoordinates('cartesian'[x,y]);

TangentLine( x^2, x=a );

TangentLine( <cos(t),sin(t)>, 0 );

TangentLine( t -> <exp(t),t^2>, t=b );

TangentLine( x -> exp(x), b );