Sleep 関数は、Maple エンジンの実行を指定した時間一時停止します。一時停止中、エンジンは CPU 資源を使用しません。

n は待ち時間です。1 秒より短い停止を指定するため n を 1 より小さい値に設定することもできます。

一時停止の時間は、システムの稼動状態、コールの処理時間、システムタイマーの分解能などにより長くなることがあります。

Sleep コマンドはスレッド間の同期には利用すべきでありません。他のスレッドが準備完了となるまでスレッドを Sleep で待たせる方法では信頼性が確保できません。そのような用途には mutex や 条件付き変数 を使用してください。

Threads[Sleep] コマンドは Maple 15 より導入されました。

Maple 15 の変更点に関する詳細は Maple 15 更新情報 をご覧ください。

with(Threads):

tCPU := time():

tReal := time[real]():

Sleep( 5 );

time[real]()-tReal;

time()-tCPU;