Rounding 環境変数
使い方
Rounding := x
パラメータ
x - 0, nearest, infinity, -infinity のいずれか
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説明
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Rounding 環境変数は浮動小数点計算の結果をどう丸めるかを制御します。
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Maple で利用できる丸めモードは次の 4 つです:
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Rounding モード 意味
nearest 可能な最も近い値に丸めます。
候補が2つあるときは偶数を優先します。
0 0 に向かって丸めます。
infinity 正の無限大に向かって丸めます。
-infinity 負の無限大に向かって丸めます。
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Rounding の値は割り当て演算子を使って変更します。Rounding のデフォルト値は nearestです。
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Maple セッション中の Rounding の現在の値を知るには、Rounding; というコマンドを入力します。
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他に決定する方法がないときには、丸めモードが 0 の符号を決定します。
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無限大は丸めモードとは独立で常にそれ自身に丸められます。
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Maple は Rounding のような環境変数を完全に評価します。Rounding は環境変数なので、手続き本体の中でそれにどんな値を割り当てても、その手続きから抜け出したときに、その割り当ては取り消されます。
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例
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| (2.1) |
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f := proc()
print( "Entering f. Rounding is", Rounding );
Rounding := -infinity;
print( "The current value of Rounding is", Rounding );
end proc:
f();
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| (2.2) |
| (2.3) |
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上の手続きの中の f から戻ったときに、Maple は Rounding を f に入る前の値に戻します。
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| (2.4) |
| (2.5) |
| (2.6) |
| (2.7) |
| (2.8) |
| (2.9) |
| (2.10) |
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