コマンド openlink は、Matlab セッションを開き、現在の Maple セッションとリンクします。

Maple は、Matlab がサポートしていない OS 上でも動作します。これらのシステム上では、Maple-Matlab リンクの動作を保証しません。お使いのシステムが Matlab をサポートしていない場合、openlink や with(Matlab) を入力したときに、エラーが起こります。このエラーは、OS のバージョンチェックを避けると、回避することができます。これは、オプション 'force'=true で指定できます。このコマンドは、システム上ですでに Matlab が動作しているときだけ、お使いください。Matlab が動作しない場合に、無理矢理リンクをはると、Mapleがクラッシュしてしまうことがあります。

パラメータ command_string は、Matlabの起動方法を制御するために、オプションの引数を与えるために使用できます。例えば、openlink("matlab -nosplash") により、スプラッシュスクリーンを表示せずに matlab を起動することができます。Matlab のドキュメント、または、その他のコマンドラインでの引数の詳細については、matlab -help を参照して下さい。オプションのパラメータの中には、プラットフォームに依存するものもあります。

openlink コマンドは、Matlab ライブラリをロードするために (with(Matlab)) によりコールすると、自動的に実行されます。

openlink コマンドは、前のセッションが Matlab[closelink] で閉じられている場合、新しい Matlab セッションでリンクを開きます。前の Matlab セッションが例外的に閉じられた場合（つまり、Matlab がクラッシュしたり、Maple の外から閉じられた場合）、Matlab[openlink] で新しいセッションを開く前に、Matlab[closelink] をコールする必要があります。

openlink コマンドを実行すると null が返ります。

Matlab[openlink]();

with(Matlab);