Maplets[Tools][Set] - 起動中の maplet での、要素オプションの値の設定
使い方
Set(objs)
Set(handle, objs)
パラメータ
objs - 設定を行いたいオブジェクト
handle - maplet の識別子
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説明
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Set(objs) および Set(handle, objs) コマンドは、起動中の maplet 内で、指定された要素のオプションの値を設定します。Set を使用することが可能な要素オプションを特定するためには、個々の Element のヘルプページを参照するか、もしくは Maplets/ElementOptions を参照して下さい。
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Set の使用は、(ライブラリの手続きを含む)手続き内に限定されます。Set は、maplet の定義の中では使用できません。
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Set と SetOption の相違点は、Set が手続きの中で使用されるのに対して、SetOption は maplet 内で使用されるということです。Set を用いて設定される要素オプションは、SetOption を用いても設定が可能です。
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handle が提供されていない場合には、Evaluate コマンド要素の実行により呼び出される手続き内で Set を 使用しなくてはなりません。変数 thismaplet が、maplet の呼び出しを指定するために使用可能です。
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objs 内の各オブジェクトは、以下に示す形式のいずれかでなくてはなりません。ここで、ref は maplet 内にある要素への参照、opt は参照される要素に関するオプションを示す記号、そして右辺は、ref で参照される maplet 要素の、指定されたオプションopt として受け付けられる値を示します。
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ref = anything
ref(opt) = anything
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オプション opt が指定されない場合には、value オプションが設定されます。
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例
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入力フィールドの内容として次の値を用いて、この例題を試してみて下さい; 'x', '[x]' および 'x y' 。後ろ2つの入力では、maplet がエラーを返します。
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myProc := proc()
local integrand;
Maplets:-Tools:-Set( 'TF1' = int(Maplets:-Tools:-Get('TF1'::algebraic), x) );
end proc:
with(Maplets[Elements]):
maplet1 := Maplet([TextField['TF1'](), [
Button("Integrate w.r.t. x", Evaluate('function' = "myProc")),
Button("OK", Shutdown(['TF1']))
]]):
Maplets[Display](maplet1);
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以下に示す '[x]' および 'x y'を用いた maplet で表示されるエラーメッセージを、比較してみて下さい。
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maplet2 := Maplet([TextField['TF1'](), [
Button("Integrate w.r.t. x", Evaluate('TF1' = 'int(TF1, x)')),
Button("OK", Shutdown(['TF1']))
]]):
Maplets[Display](maplet2);
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エラーメッセージが以下のものと似ていることに注意して下さい:
Error, (in int) wrong number (or type) of arguments
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on line 93, syntax error, missing operator or `;`:
int(x y, x);
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参照
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int, Maplets パッケージの概要, Maplets[Display], Maplets/ElementOptions, Maplets[Elements] パッケージの紹介, Maplets[Elements][Button], Maplets[Elements][Evaluate], Maplets[Elements][Maplet], Maplets[Elements][SetOption], Maplets[Elements][Shutdown], Maplets[Elements][TextField], Maplets[Tools] パッケージの紹介, Maplets[Tools][Get], 手続き, type
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