Maplets[Elements][MathMLEditor] - 数式の表示、編集、または作成
使い方
MathMLEditor(opts)
パラメータ
opts - option=value の形の等式; ここで option は background, focus, foreground, height, reference, value, width のいずれか; MathMLEditor 要素のためのオプション指定
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説明
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MathMLEditor ウィンドウボディ要素は、数式の作成および入力を行うための編集機能を備えた、MathML エディタを maplet 内に定義します。主に、MathMLEditor 要素を右クリックすることで表示されるツールバーを用いることで、この機能にアクセスします。
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MathMLEditor 要素に関するツールバーには、エディタウィンドウ内に数式を入力する際に用いる、以下のようなパレットが用意されています。
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このツールバーは、Layout, Fence, Trigonometry, Calculus, Operator, Relation, Set Theory, Logic, Lower Case Greek Symbols および Upper Case Greek Symbols パレットへのアクセス機能を提供します。ユーザは、パレットからテンプレートを選択して、MathMLEditor ウィンドウ内に数式を入力します。
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Layout パレットは、下付きの添字、上付きの添字、下付きおよび上付きの添字、分数、平方根、累乗根の各テンプレートを含みます。
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Fence パレットは、丸括弧、角括弧、大括弧、絶対値、ceil、floor の各テンプレートを含みます。
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Trigonometry パレットは、正弦、余弦、正接、正割、余割、余接の各テンプレートを含みます。
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Calculus パレットは、ddx, prime, bar, 不定積分, 定積分, 無限大, 和分, 積, 極限, 発散, 勾配, および 回転の各テンプレートを含みます。
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Operator パレットは、加法、減法、乗法、除法、ドット、合成の各テンプレートを含みます。
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Relation パレットは、比較および等号に関する次のテンプレートを含みます; less than, greater than, less than or equal to, greater than or equal to, not less than, not greater than, not less than and not equal to, not greater than and not equal to, less than and not equal to, greater than and not equal to, equal to, and not equal to
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Set Theory パレットは、集合に関する12のテンプレート union, intersection, proper subset, subset, not proper subset, not subset, member, not member, not superset equal to, not superset, set difference, empty set、および、整数、実数、複素数の各テンプレートを含みます。
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Logic パレットは、論理演算に関する次のテンプレートを含みます: not, or, and, implies, reverse implies
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Lower Case Greek Symbol パレット
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Lower Case Greek Symbol パレットは、小文字のギリシャ文字を表すテンプレートを含みます。
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Upper Case Greek Symbol パレット
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Upper Case Greek Symbol パレットは、大文字のギリシャ文字を表すテンプレートを含みます。
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MathMLEditor 要素はまた、数式の編集に用いる、以下の基本的なショートカットキーをサポートしています。
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Ctrl + A 全てを選択
Ctrl + C コピー (MathMLでハイライト表示されている数式)
Ctrl + Z 直前の編集を元に戻す
Ctrl + P 累乗根テンプレートの挿入
Ctrl + Q 平方根テンプレートの挿入
Ctrl + F 分数テンプレートの挿入
'^' 上付きの添字 (ベースとなるのは、その直前の式であると
仮定します。例えば、x,^,2 と入力すると、x の二乗になります。)
Backspace 削除
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あるテンプレートは、1つあるいは複数のボックスで現れます。TAB キーを用いて、あるテンプレートから他のテンプレートへ移動することが可能です。ユーザは、テンプレート全体を連続して入力したり、連続するテンプレートボックスを TAB キーで移動しながら様々な値を入力することが可能です。
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MathMLEditor 要素の特徴は、オプションを用いて修正が可能です。Maplets パッケージでのオプション指定を簡単にするために、等式を用いることなしにあるオプションと内容を設定することが可能です。次の表では、(左側の列に)要素、記号、および型、そして(右側の列に)型がデフォルトで割り当てられると入力を行う、対応するオプションまたは内容を一覧表示します。
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Elements, Symbols, or Types Assumed Option or Content
algebraic value option
Font element font option
range of positive integers height and width options, respectively
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MathMLEditor 要素は、他の要素を含むことができません。
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MathMLEditor 要素は、Maplet または BoxLayout 要素、ボックスレイアウトを表現する階層化されたリスト内にある Maplet 要素に、含めることが可能です。
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次の表に、MathMLEditor 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。
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I 列の x は、(要素の定義を行う)呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。
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R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。
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G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。
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S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。
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Option I R G S
background x x x
focus x
foreground x x x
height x x
reference x
value x x x
width x x
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opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1つまたは複数の以下の等式を含みます。
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MathML エディタの背景色。色の名前、RGBの色構造、または "#RRGGBB" という形の文字列(ここで各文字の組は2桁の16進数)を、認識することができます。
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これを true することで、Maplet の為の MathML エディターのフォーカスを得る。
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MathML エディタ内のテキストの色。色の名前、RGBの色構造、または "#RRGGBB" という形の文字列 (ここで各文字の組は 2 桁の 16 進数) を、認識することができます。
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MathML エディタの高さ (単位ピクセル)。デフォルトの高さは、100 ピクセルです。
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reference = name または string
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MathMLEditor 要素についての参照を表します。
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MathML エディタで作成、表示、または編集される、デフォルトの内容。この属性の値は、MathML[Export] 関数を用いて受け渡されます。
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MathML エディタの幅 (単位ピクセル)。デフォルトの幅は、300 ピクセルです。
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例
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with(Maplets[Elements]):
maplet := Maplet([
[BoxCell("Enter an expression")],
[MathMLEditor('reference'='ME1')],
[Button("Done", Shutdown([ME1]))]
]):
result:=Maplets[Display](maplet);
MathML[Import](result[1]);
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