LinearAlgebra[Minor] - 行列の小行列の計算
使い方
Minor(A, r, c, out, meth, outopts)
パラメータ
A - 行列
r - 整数; 削除する行
c - 整数; 削除する列
out - (オプション) output=obj の形をした等式; ここで obj は 'determinant' または 'matrix'のいずれかであるか、あるいは、これらの名前の1つあるいは両方からなるリスト; 計算結果のオブジェクト
meth - (オプション) method=nameの形をした等式; 行列式の計算方法
outopts - (オプション) outputoptions=listの形をした等式; 結果として得られるオブジェクトのコンストラクタオプション
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説明
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A を m x m (正方) 行列として、Minor(A, r, c) 関数は、A の r 番目の行と c 番目の列を削除して得られる(m-1) x (m-1) 行列の行列式を返します。これは、Minor(A, r, c, 'output'='determinant') に等しいです。
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A を m x n 行列として、Minor(A, r, c, 'output'='matrix') 関数は、A の r 番目の行と c 番目の列を削除して得られる (m-1) x (m-1) 行列を返します。
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out パラメータが 'matrix' を含む場合、 outopt オプションは、結果を作成する Matrix コンストラクタに対して、追加情報 (readonly, shape, storage, order, datatype, attributes) を提供します。
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部分行列の行列式が返される場合、行列式を計算する方法を選択するために meth オプションを使用することができます。利用可能な方法については、Determinant を参照してください。
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例
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with(LinearAlgebra):
A := <<a|b|c>,<d|e|f>,<g|h|i>>;
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| (2.1) |
| (2.2) |
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Minor(A, 1, 2, output=['matrix', 'determinant'], method='minor');
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| (2.3) |
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B := <<1,2,3>|<4,5,6>|<7,8,9>|<0,1,2>>;
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| (2.4) |
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Minor(B, 2, 2, output='matrix', outputoptions=[datatype=float]);
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| (2.5) |
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