LinearAlgebra[IdentityMatrix] - 単位行列の作成
使い方
IdentityMatrix(r, c, cpt, outopts)
パラメータ
r - (オプション) 非負整数; 結果として生じる行列の行次元
c - (オプション) 非負整数; 結果として生じる行列の列次元
cpt - (オプション) BooleanOpt(compact); compact 形式の出力を選択
outopts - (オプション) outputoptions=list の形をした等式; 結果として得られるオブジェクトのコンストラクタオプション
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説明
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IdentityMatrix() 関数は を返します。
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M := IdentityMatrix(r, c) とすれば、M は対角成分が 1 で、その他の成分がすべて 0 の r x c 行列となります。
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行次元が与えられなければ、デフォルトで 0 になります。列次元が与えられなければ、デフォルトで行次元になります。
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compact オプション (cpt) が省略されるか、または、呼び出し手順の中に単に記号として compact または compact=true の形で含まれているならば、結果はストレージを極小化するために設計された shape 関数を用いることにより構成されます。オプションが compact=false と入力されると、フルな長方行列が作成されます。
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outputoptions オプション (outopts) は、結果を作成する Matrix コンストラクタに追加情報 (readonly, shape, storage, order, datatype, attributes) を与えます。
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shape の値が outopts パラメータに与えられなければ、結果として得られる行列の shape は compact オプションによって決定されます。 一方、指定された shape を持つ結果は、すべての対角線上の値が 1 に設定されて作成されます。
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readonly=false が outoptsパラメータに含まれていると、それはデフォルトの shape (identity) が outopts の中に可変の shape も含まれていることによりくつがえされない限り無視されます。
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この関数は LinearAlgebra パッケージの一部ですから、コマンド with(LinearAlgebra) を実行した後にのみ IdentityMatrix(..) の形で使うことができます。ただし、長い形の名前 LinearAlgebra[IdentityMatrix](..) を使えばいつでもアクセスすることができます。
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例
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with(LinearAlgebra):
IdentityMatrix(4);
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| (2.1) |
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MatrixOptions(%,shape);
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| (2.2) |
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IdentityMatrix(3,5,compact=false);
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| (2.3) |
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MatrixOptions(%,shape);
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| (2.4) |
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